オリジナル小説でNL・BLなんでもありのサイトです。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 このブログにアップしていく小説は根本にある設定が全部同じ、一つのシリーズになっています。 NLあり、BLありで管理人が好き勝手にやっていますが、どうぞ生温かい目で見つめてやってください。 基本は現実世界と同じ構造ですが、途中魔法が出てきたりだとかこれまた好き勝手な世界観になっています。 なので、やっぱり生温かい目で見守ってやってください。 こんな設定ありえるか!とかパクリ転載目的の方はどうぞお戻りくださいませ。 この小説は管理人が☆年間じっくり温め続けてきたものです、二次創作ではありません。 もちろん、うちの子たちを愛でていただけるのはとてもうれしいですが、その際はぜひご一報願います。 それでは、どうぞ ごゆっくりお楽しみくださいませ。 PR 【世界観】 基本的に超能力、魔法なんでもありの無茶苦茶な世界です。 魔法とは無縁の地球がある世界ガイアと、魔法や異能力が発達した地球のある世界ファンタジア。 地球とはいうものの天体として同じと言うだけで、地理的にも文化的にも全く異なる発展を遂げた世界が繋がり、行き来と言うほどの交流はないもののその存在を知る者はいる。 そんな世界なのですが、今の所物語中にそういった表現が出ていないので、まだこのあたりの詳しい設定は伏せておこうかと思います。 ファンタジアの世界観に関しては子供世代での話で詳しく書こうと思います。 【能力説明】 黒羽:魔術師 もともと魔術師である黒羽は当然のようにファンタジア生まれの人間。 ファンタジアに飽きガイアへと来て比叡と出会った。 強い魔力を持つ黒羽、本名クローバーはその世界にその人ありとされるほどの有名人。 もちろん魔術師としてもだが、その癖のある難アリな性格の方で有名である。 比叡:パイロキネシス もちろん生まれつきのものではなく、後天性の超能力者と呼ばれる人間。 能力を入れた過程に関してはネタばれとなるので後日追記予定。 パイロキネシスとは炎を操ることのできる能力者。 空気中の酸素濃度を操り、炎を生み出すこともできる。 ルシエル:ヒュプノ 催眠能力。 声を媒体として、人の感情をコントロールできる。 もちろん普段はそんなことにならないように能力を押さえ、自らの唄に感情を込める程度にしている。 ちなみに、説明の少なさは登場回数が少ないためでもあるww ユージン:ESP複合能力者 一般的に知られるサイコキネシス、テレパシー、テレポートなど様々な能力を所持している。 ちなみに、普段ボケボケしているのは多種多様な能力を保持し、それらを維持するために精神力を使っているためである。 でも本来の性格でもある。 マリオン:魔術師 家族の中では最も能力が弱く、そういった面においては比叡に一番似た息子である。 ほうきで空を飛ぶだとか、占いだとかそういった初歩的な能力を備えてはいるが自覚は遅く、15歳にファンタジアでの成人の儀を受けるまで気付くことはなかった。 シギ・トキ:魔術師 能力が弱いわけではないが、突出しているわけではなく、主に魔法薬や錬金術など開発の方面に興味を持っているため、魔力が暴走しないように制御用のアクセサリーで魔力を抑えて普段は過ごしている。 ++++++++++ アンバー:獣化能力 もともと、曾祖父である人物がファンタジアの生まれであり、獣人一族の末裔である。 先天性の能力者であるが、隔世遺伝でありそのことを教えられる前に曾祖父がなくなっていたため自分の能力については何も知らずに育った。 5.長女・ルシエル(ルシア) いまや超売れっ子シンガーとも言える女性の寝起きにしては、些か寝汚いのではないだろうかと言ういでたちでルシエルは階下へと降りてきた。 その目の下には隈があり、まさしく「疲れています」と言葉にしなくとも顔を見るだけで伝わってくる。 「ぁれ・・・ユージン?」 「・・・おはよう、姉さん」 寝起きの彼自身が疑問に思ったことを、ルシエルも当然のように疑問に思ったが生憎彼女はその理由に思いつけそうにはなかった。 「まぁ、いいわ・・・おはよう、ユージン」 「おはよう、姉さん。牛乳?」 「ううん、冷たい水がいい。」 わかった、と声なく頷いてユージンはちらりとキッチンのほうに見える冷蔵庫を見た。 パタン、と一人でに冷蔵庫が開いてよく冷えたミネラルウォーターのペットボトルが出てくる。 そのまま今度は食器棚へ向かうとコップがふよ、と浮いた。 ペットボトルは誰の手も借りず一人で、この場合ペットボトルを一人と称するかどうかは別にしても、とりあえず一人でコップに水を注ぐと、また大人しく冷蔵庫に帰り、コップだけが宙を漂ってルシエルの目の前へと下りてきた。 「私もそっちの方がよかった。」 「そう?立つ面倒は要らないけど、集中力が要るよ?」 「私のは自分の役に立たないもの・・・。こんな日は特にそう思う・・・。」 ルシエルは頭を押さえながら水を飲んだ。 ルシエルの能力であるヒュプノは、いわゆる催眠術と言う奴でルシエルが売れっ子のシンガーになった理由の一つでもある。 もちろん観客を操っているわけではない。 シンガーとなったのは彼女の実力だ。 意識せずともルシエルの声にはルシエルの感情が反映される。 ルシエルが気持ちよく歌えば、観客も気持ちよく聞こえるし、ルシエルがこんな二日酔いで最悪の気分の日に歌えば観客にもその気持ちが伝わってしまう。 ようはルシエルの感情を誇大表現して伝える手段の一つになっているわけだ。 そして、彼女が今日まで響くような二日酔いになった原因は、昨夜行われた「コンサートツアー終了オメデトウ」とかなんとやらの打ち上げパーティだ。 飲んでいる最中はいいのだが、あんまりにもほろ酔いで気持ちがよくなると、寝る前に頭痛薬を飲み忘れる。頭痛薬を飲み忘れるととてつもない二日酔いに見舞われることになる。 で、昨夜のルシエルは頭痛薬を飲み忘れたわけだ。 「ユウちゃん。頭いたい」 「痛いですか」 「うん」 「・・・」 「ユウちゃん冷たい・・・」 「と、言われても・・・」 トーストを齧りながらユージンは困ったように首をかしげた。 「・・・ユウちゃんってば、お姉さんが苦しんでるのに、それだけ・・・?」 キロリとユージンを見るルシエルの眼差しが鋭くなった。 まずいかな、とユージンは冷や汗を流す。 ルシエルは何故だか生まれつきの二重人格と言う厄介な性癖(?)の持ち主だ。 普段のルシエルはとことん優しいが、一度キれるととことん野蛮になる。 母は強し、とはよく言ったもので裏ルシエル・本人曰くルシアも比叡には逆らわない。 逆らわないが、今その比叡は2階で洗濯物を干している・・・。 「それだけしか言えないわけ・・・?へぇ、そう・・・ふうん・・・そう」 ルシエルがテーブルに置いている手の爪が絵本に出て来る魔女のように伸びて黒く染まる。 「・・・」 完全にルシアが出てくるとなればユージンではまったく手に終えないのだ。 どうしたものか、と悩んで彼はそっと姉の頭の上に手を置いた。 「・・・なによ・・・」 「小さい頃、姉さんがよくこうしてたから」 「・・・」 すーっとルシエルの眼がまた普段のように穏やかになり、爪も元通りになっていく。 「・・・だからユウちゃんってスケこましなのよ。」 「?よく判らないですが、水のお代わりは・・・?」 「・・・いる。」 あんなに可愛かった弟は何処に行ってしまったんだろう、とルシエルは悩みながら再びペットボトルを空中浮遊させているユージンの顔を見つめていた。 |
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羽白ウサギ
性別:
非公開
自己紹介:
管理人の詳しい取り説はmixiにて(笑)
壊れやすいナマモノですので、説明書をちゃんと読んで楽しく遊んでね<(どうやって遊ぶんだ)
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